観てきましたよ、Departure。

ふふふ。映画『おくりびと』です。
それが、すごいことになってました。



「左より本日の☆３つ：美肌スープカレー（豚足カレー）、中央がペコッとなる密封性の高いゴムふた（紅茶用）、ダーリン♪」

観に行ったのは、市街地のセントラルシネマ。
どんぴしゃの話題性はもちろん、水曜日のレデースディ（1000円）とあって、
10：15上演の回は、もう一番前の席までいっぱいに。
それより驚くのは（というべきか）、観客の年齢層。
平日の午前中、ということで限られてくるんでしょが
見渡せば50代、60代、70代のご婦人たちばかり！そのご主人も多くみられました。
「ええと、皆さまにおかれましてはおくりびとではなくおくられ…」
もう、こころのなかの綾小路きみまろが暴れてしょうがなかったです。ああ、つっこみてぇ。

観終わって思ったことは…
20代が観れば愛について、30、40代なら夫婦愛、親子愛について、50、60、70代ならその先について、それぞれが想いに耽る映画になっているのではないでしょうか。
好感が持てたのは、泣かせよう泣かせようとしていないこと。
あと、言葉を恐れずに言うならちょうどいい“下世話さ”があったこと。かっこいい言葉なら現実感でしょか。
それとは別に、広末涼子の…ああ、これは焼き鳥屋に集合したときに話します。

何年か前に友だち親子と新しく改装したセントラルシネマに観に行ったとき、
けっこう宣伝をしていたネズミの映画でしたけど、夏休みにもかかわらず、そのスクリーンには私たち３人しかいませんでした。
なかなか映画館でお見かけしない層がわざわざ足を運ばれるというのは（くっ、きみまろがんばれ）、やっぱりアカデミー賞という名前はすごいなと思いました。もちろん映画『おくりびと』の魅力があってこそですが。

モックンと広末涼子。ＭＫ５でしたっけ？ＭＫＧ？
5年、いや10年前なら、このふたりの名前で作る映画も違っていたんでしょうけどね。
自分の選んできた道に間違いはなかったことを、スクリーンいっぱいに表現されている作品でした。

ええと、何様？