休み時間。

短大の、アルバイトちゃんが、めっちゃ可愛い
声がまだ小学生女の子ちゃんだけど。
夏休みが始まったばっかりで、もうきゃっきゃっしてて。
きょうもらった初めてのバイト代でお母さんにケーキを買って帰るんだって。
もう、きゅううううっとくるね

えーなー、えー季節やなー

土日は人が多くて、それだけで目が回るんですけど
そんななか、ごっちゃがえす人ごみの泉から
すっと2本立つ白百合の花が近づいてきまして

私のやってる売り子さんは、主にお子さん向けなんですけど
べつに大人の方でも問題なし。
でも、大人の方は恥ずかしがって、あんまりしないんですね。

でもその白百合さんが、きらきらと笑顔を浮かべて
「あら、楽しそうね」って言うんです。
その方はどう見積もっても40代の、でも上品ってこういうことだろうっていうのを体現したような女性で
薄手の柔らかい柄のチュニックにグレーのレギンスをあわせて、ちょっと高めのヒールですよ。
髪はボブで、ポイントにキラキラ光るフェイクの黒バックを肩からさげてて。
「お姉さんがするなら、私もしようっと」と笑うのは
お姉さんというからには30代なんだろうっていう、落ち着いた若さのある妹さんで
同じくボブなのにハツラツとしてるというか、もう笑顔が最上級のナチュラルメイクというか。
服装も似てるんだけど、グラディエーターのヒールサンダルを別物のように履きこなしてて
（けっこう見かけるんだけど、履き方によってはヤクザになる）
女優さんで言うと…誰だろう？でもきっと女優さんになれたなというような華があるんですね。

興味のあることには臆しないで、何も持ってない身軽さを楽しんでる。
ああ、生きてきたことっていうのはやっぱり、その姿に、センスに現れるんだなぁって。

はいはい、もう、いそいそと下僕になって、いつまでも目で追っていたmorrowでした。
ああいうのになれなかったっていうのは、やっぱり私が選んできた道なわけなんだけど
できればどっかで間違えたかったわ～