本。

言葉が細ってきて。

だからこんなに、書くのに時間がかかるようになったんだろうなと。
で、本を読もうと。りんりん。も読んでるっていってたしね（パスありがとう♪）

んじゃらばなにを読むか。
本屋さんに行って、本棚を眺めて。

そうだな、おすすめの推理小説系もいいかもな。
時間も忘れてぐわっ！と引き込まれちゃう感覚。
結末に向かってどんどん走っていくスピード感。
うん、いいね。そういうのって、まさに物語の醍醐味。

ああ、甥っ子が夢中になってる、八雲探偵なんちゃらもいいかな。
こういうキャラクターがシリーズになってるのって、けっこうハマるんだよね。
けっこう巻数、出てるんだな。ぜんぶ夢中になって読んでるんだろうな。
むかしさ、こういうティーンエイジャーものは文学じゃないみたいな評論があったけど
ねぇ、ありもしない世界を、なにもない世界を、紙のうえに創り上げていくって
誰もができることじゃないんだよね。
そういう意味においては、同人誌だろうがブログだろうが、
物語を創り上げられる人を、ほんとうに尊敬します。

乙川優三郎。
ああ、このひとは文句なしに惹かれるねぇ。
もう出だしがいい。簡潔な景色が、ものすごくいい。
朝日新聞で連載してたんだけど、1行1行読み進めるのが、ほんとうに惜しかった。
行間と行間に“色香”があるの。
いや、エロっていうんじゃなくて、人間の色香。
やっぱ、ここかなと思ってサイフを開けたら560円しか入ってませんでした。
20円たりない…

前にもお話しましたけど（うん、知らないって）
私の本のピークって、21、2ぐらいまでだったと思います。
お父さんが、いまでも図書館に通う人で、ちっちゃいころは
ほんとうにちっちゃいころ（小１のときは本をよく読むで賞とかもらってたから）
県図書に行って、たくさん本を読んでたんですよね。
それが、いまの仕事にもつながってるし（端っこではあるけれど）
夢中になっていた本のタイトルで、その頃の自分がどんなふうに過ごしてたかを思い出せるもんね。

本当に読まなくなったのは、この仕事を始めてからかもしんないなー。

だからもし、もしそれが私にあるとするならば、
いま、私の文章力は、21,2までに蓄えたものを細々と貧乏たらしく絞りだしているんだろうなと。
だからこそ、いつ底が見えてくるのかが怖いんだろうなと。

とりあえず。

読みたいものがないなら、一番身近な新聞を読もうと
頭に入らなくても理解ができなくても、言葉のリズムを追いかけています。

すげえ、大作家先生みたい。

最近の悩み。