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9時36分に出発しまして。

いやはや、1時間もしないで行けるんだから
ほんと大分市っていうのは恵まれてるねー。





最初に行ったのは照湯さん。
ナビがあっても、わかんなかった(笑)。
親切に、通りに面した曲がり角には看板が出てるんだけど(『左折50m先、右方向に“上がる”』)
50m先がまずわかんなくて、ぐるりと1周して、ふたたびチャレンジ。
細い道路の“地面”に、かまぼこ板に書かれたような『照湯温泉』の目印があって、
その小さな板を見落とさなければ、なんの問題もなく辿り着けます。
駐車場も広いしね。
木造の建物は、こざっぱりしてて、とてもきれい。
古くは江戸時代に、という立派な切石づくりの浴槽が有名なのだけど、
現在、それを見れるのは『殿様の湯』で、日替わりの今日は男湯になっていました。残念。
でも番頭さんから「いま誰も入ってないから見ていいよ」と案内してもらい、
まさしく立派な、江戸時代からとは思えないほどのきれいな石で(御影石なのかなぁ?)
次は殿様の湯を狙ってこようと思いました(確実なのは電話確認か?)。
『姫様の湯』ももちろんきれいで、両方とも伸びやかな吹き抜けの天井が特長。
こちらの石はやわらかな山吹色で、歴史は違えど“入る人”を思う気持ちは一緒。
「めずらしく」誰もいなかったので、ひとりでのびのびと手足を放りなげてました。
泉質とかなんとか意識しようと思っていたのだけど、あはは、無理。
「あーーーー、ごくらくー」のひとことですわ。
うっすらと湯の花が漂っていて、さらさらとしたお湯を何度でも手のひらですくってみたくなる。
さっぱりしているのに肌馴染みがいい、ずっと入っていたくなる温泉でした。
こりゃ、殿様も大浴場、開いちゃうよねー。
※あのね、江戸時代、ここには『御前湯』っていって、温泉を目玉にした、いまでいう一大レジャーランドがあったんだって。で、山頂には殿様とか上流階級の人が入る御前湯が(切石の浴槽はその名残)、下に行くほど庶民の湯、馬を洗う場所、みたいになってて、真ん中を貫く“ストリート”には、宿屋やらお土産物屋、茶屋に庭園(!)まであって、すっごい賑わってたんだって(天領の通り道だったか?)。わたしがその時代、生きてたら、ぜったい、売り子になって茶屋とかお土産屋とかでチャキチャキに働いてただろうな、と想像したら楽しくて。で、照湯に行ってみたかったんですわ。でも山崩れがあって、わずか7年ほどで消失したんだとか。でもその時代、すげえ楽しかっただろうなー。

ここは御前湯の関所跡なのだそう。石積みの階段がその面影を残していました。
登っていくとお地蔵様がいらして、さらに胴回りの太い大きな樹が!ご神木なのかな?
でも一瞬で数匹もの蚊の襲撃にあって(ひぃい!)すぐにお暇させていただきました。

塚原温泉 火口乃泉さん。
霧なのか、流れてきた噴気なのかがかかってて、真っ白!
こんなところに新車の7月ちゃんを連れてきてよかったのだろうかと心配しつつ、なんとか到着。
とりあえず火口は見とくだろうと、坂道を登ること5分(けっこう急!)。
ミスト状の小雨を受けつつ、その頂きへ。
…うん。見た。そして山なかは寒い。
これなら体も温められるなと思って共同浴場に行くと、まぁいわゆる山小屋ですな。
別府の共同温泉の特徴なのだけど、シャワーも蛇口もなくて、洗い場という洗い場がない。
火口乃湯は、とくにその泉質から石鹸を使うことができないのだけど(強酸性で泡立たないから)、そうすると、ひとりで入るとすることがなくて手持ち無沙汰。
ほかに大阪、北九州から来られたご婦人が3名ほどいらして、浴槽も大人4人で入るとそれなりの容量。
木の浴槽のせいか、透かしてみるお湯の色はうっすらとレモン色。
熱くはなく、湯ざわりはイメージほどパリパリせず、さらさらとした感じ。
温泉博士の先生が、「口にふくめ」とおっしゃっていたので、ちょっと味見をしてみると、イガイガと苦く、金物くさい…。(つい顔を洗ったら、すこし目にしみる感じが…。目に当てちゃいけないやつだったな)。
なんとなく身の置き場がなくて、そそくさと出て来ちゃいました。
うーん、相方と一緒だったら長く入れたのかも。
でも、入ったもんね。行ったもんね、ということで。
上がってみて思ったのだけど、体があとからあったかくなる。
鉄分が多いから、熱が冷えないんだろうな。もしくは体のなかで点火した?笑
あと思ったのは、ここは家族湯のほうがおススメかも。
こういう、じっくり味わいたい温泉は、気兼ねなく長く入れる環境のほうがよさそう。
いや、コミュニケーションも大事ですよ。
でもひとりで来てて、なんにも喋らなくてまわりに気をつかわせそうなのもね。
友だちと来て、声のボリュームも気にせず、尻もぷりぷり出して出たり入ったりするのが、わたし的には気が楽かな笑。
あと、デートには不向きだと思いますのでご注意を笑。
(上がったあと、ものすごく金物くさいから)

旅館 豊山荘さん
金物くささ(失礼)が気になって、もう一湯入ることに。
明礬から下れば近かったし、温泉本でも、先生からも推されてた豊山荘さんへ。
なになに?別府でも代表するアルカリ性の『美人の湯』ですと?
で、入ってみると…。
うん、温泉って日によってコンディションが違うんだよね。
それは自然相手の天然温泉だからこそ、っていうね。
たしかに湯ざわりは柔らかいけど、ぬるいというのもあるのでは…?
(今日はどこの温泉も熱くなかった。天候が地中にも影響するんだろうな)
だがしかし、旅館ならではのシャンプー・リンス、石鹸、シャワー・蛇口付き。
ここでもわたしひとりだけだったので、使いたい放題つかって(適量に、ですよ)
ぼえええと大浴場をひとり占めしてました。
でもお肌が柔くなったかも♪

別府(温泉)のいいところは、そんなに距離が離れていないにもかかわらず
いろんな温泉(場面、景色、環境)があって、しかも100円単位で入れるということ。
200円とか300円とかで、なんの後始末もせず、
いつでも思い立ったときにざぶざぶ入れる温泉が入りたい放題!
前にも書いたけど、これだけの温泉施設(入浴施設)を管理するのって、
すっごいお金がかかるだろうし、メンテナンスもしなくちゃいけない。
これ、個人でなんか、ぜったいにできないから。
それを数百円で利用できるなんて、なんていう恩恵!

もっと行ってみるべきだなーと思いました。

はー、楽しかった♪
照湯は、また行く!

















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プロフィール
HN:
morrow
性別:
女性
趣味:
いまはまだ、名前のつけられない感情に漂っています。
自己紹介:
2008年度大分県認定温泉マイスターです。そして2016年 温泉入浴指導員の資格を取得しました。同年、別府溝部学園短期大学 温泉コンシェルジュコースも修了。若い頃があった証なのですわー。
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