8月27日水曜日、くもり。

さてさてサザエさん一家のカツオくんも、そろそろお父さんに泣きつく頃でしょか。

夏休みのお子さんも、あと少しですね。
「（宿題は）朝の涼しいうちにやってしまいなさい」と言われていたのを思い出します。
夏休みの宿題で思い出すのは、同じ歳のいとこのとしえちゃん。
夏休みは別府のとしえちゃんのところにほぼ毎年、お泊りしていたので
違う学校の宿題を見せ合いながらもなんとか片付けるというのが恒例でした。

いつだったかな？
小学生のころ、夏休みの宿題で、読書感想文と感想画が残ってたんです。
としえちゃんは絵が得意で、私は作文が得意。
ならば、私がとしえちゃんの感想文を、としえちゃんが私の感想画を、とりかえっこしようということになって。

いまでも覚えてますよ、としえちゃんの描いた「よだかの星」。
藍色の夜空から突き抜けて、星を目指す金色のよだかの姿。
単純に鳥が目を上げて飛ぶ様を、画用紙いっぱい、大胆に描けるとしえちゃんがすごいと思ったし、藍色の出し方とかよだかを金色に変えてしまう（たぶん複数の色を使ってたんだと思う）色づかいを尊敬した。

で、意気揚々と提出しましたらあなた、校内コンクールだったかで入賞しまして。
あのときは、ほんとうにバツが悪かった。
子どもごころにも、「神様ってちゃんと見てるんだな」って思いました。

そしてとしえちゃんが提出した私の感想文は、たぶんとしえちゃんの熱をもらってか、としえちゃんの学校で表彰されたそうです。

いまでもなにかの席があると出てくる、ふたりの思い出。
としえちゃんはその後、芸術系の短大を卒業していまは2人のお母さん。
遠い県外で暮らしているので年賀状のやりとりだけだけど、
会うときはいつも、いつまでも、夏休みの子どものままなのです。