愛なのですよ。

トリニータのことです

この季節になると、次々と紙面を賑わす移籍ニュース。
浅くはありますが、サポ暦５年になりますと、「しょうがないかな」という心境になってきます。

最初の頃はね、やっぱりトリニータに愛されてた選手が他のチームのユニフォームを着るということに違和感を覚えてた。いや、いまでも複雑な気持ちは確かにありますが、なんていうのかな。
トリニータにいるあいだは、全選手みんな、一生懸命べストを尽くしてくれてる。
そんな選手たちを見ているからこそ、トリニータを離れても応援したい気持ちが残るのですよ。
「ありがとう、そしてガンバレ！」と。
そしていつか大分に帰ってきて、大きく成長した姿を見せてくださいというのが今の気持ちです。

選手に、“執着心”がないわけではないのです。
それは、“愛”なのですよ。

フクちゃんだって司☆キュンだって河原だって、まだまだ若いもの。いろんなシーンでこれからもっと活躍してくれるでしょうし、その姿が見たいです。
そして「あの選手は大分にいたんだよ。シャムスカ監督という素晴らしい監督に見出されてここまで大きくなったんだよ」と胸を張らせてください。自慢させてください。

鈴木慎吾という選手がいま、大分にいます。でも彼は「どこにいても“鈴木慎吾”を見て欲しい」と言っています。彼に、チームへの愛がないわけではないと思うのです。ただ、サッカーを職業に選んだ仕事人として極める目標が“自分を高める”ことにある。そんな彼は、チームにいることで愛されることに甘えるのではなく、自分でいることで愛されることを選んだ、孤高の人だと思います。だって「我がチームの鈴木慎吾」のほうが、よっぽど多くの人に愛されるんですもの。

でも、私たちはトリニータに来てくれた選手を全力で愛します。すべてを受け入れて応援します。
だってトリニータが好きだから。もうそれは血になって、流れているものだから。

さて、来季のシーズンパスも買いますよ。庶民席ですけど、会場にいると楽しいです。
ときどき狂ってるな、と思うけど、この５年間、トリニータでしか味わえない興奮を楽しんだ体は、もう２度ともとには戻れないのですよ。

楽しい思い出がいっぱいあります。
そう、あの駐車場で駆け出したときのドキドキ感が、今でも“ここ”にあるのですよ。りんりん。