タレントさんって、たいへん。

どうしようかな、と思ったんですが、観てよかったです。
ドラマ『神戸新聞の７日間』。
もちろん、なで肩の人が出演しているからなんですけど、
15年前の、その当時のことが思い出されて、
（震源地から離れてはいたけど、大阪に義兄家族がいて連絡がとれなかったこととか）
その当時の映像を見るとものすごい惨状なのに、
いまはまったくもって普通に生活されていて（もちろんそんなことはない）
立ち直るチカラってすごいんだなと思いました。

ほんの片隅ですが、私も文章のことを仕事にしているので、
こういう「伝える」側の気持ちは、ものすごくよく理解できます。
というか、しん、と気持ちが落ちて、なんだか襟を正す思いでした。

何千人が亡くなったという数字は確かに迫力があるけど
いま、ほんとうに必要な言葉はなにか？
伝えなくてはいけないことはなにか？
そこに“生きる”というメッセージを伝えた神戸新聞さんに、胸が熱くなりました。

やっぱり、にんげん、そうなんだよ。
生きていくこと。それは明るいことでなければいけないんだと。

いつのまにかなで肩の人を置いてけぼりにして
ドラマ（ドキュメンタリー）が終わったあともじーっと画面を眺めていましたら
「ＶＳ！コードブルーと対決！ネプチューンとどうなる？」なんて
どーんとバラエティななで肩さんはじめ無邪気な天使さんが転がってたりして。。。

あー、…そうだよねー、生きるって、明るいことじゃなきゃだめだよねー…

でもって、カバチでしょう？
タレントさんって、仕事とはいえ、こんなふうに感情の振り幅のある仕事をしてて、
切り替えがタイヘンだなぁ、と思いました。
っていうか、私が、か。

あー、のだめも観に行かなくっちゃ。