映画を見終わったあと、両手を挙げてわぁぁあー!っと走り出したくなるような爽快感。
肩がスッキリ軽くなる映画でした。
登場人物も、ものすごくいい。
口が悪くてキップのいい、私の好きな八千草薫さん。もう、そのものの伊東四朗さん。ぶきっちょゆえのストレートさが愛おしい松重豊さん。動かない眉毛がこんなにも表情を生むのかと驚かされた香里奈さん。ラブストーリーはちょっと要らなかったか?国分太一さん。
そしてそして、これはもうこの子の勝ち!でしょう!阪神タイガースの申し子、森永悠希くん。
この森永悠希くんの、ころころと声を転がしながら、ほんとうに楽しそうに“喋る”落語が、いい!
太一くんの落語も四朗さんの落語もそうだけど、いつのまにか引き込まれて聞き入ってしまって、映画館なのに畳の上の聴衆のひとりになっていました。
あと思ったのが、悠希くんの下あごから首にかけての白さ!赤ちゃんみたいに柔らかそうで、なんていうんだろう?少年期特有の、リアルな“小学生感”というのがこの映画によく馴染んでいて、それがこの映画のいきいきとした背景となって生かされていたように思います。
なにかの雑誌にこの『しゃべれども…』の記事が出ていて、映画の雰囲気や好きな俳優さんが出ていることにも惹かれたんだけど、オーディションで選ばれたという悠希くんと松重さんがとても仲良くなって、撮影中ずっと悠希くんの宿題を松重さんが手伝っていた、というエピソードに、とてもいい予感がしたんですね。
まさしく、そんな映画でした。
ええと、シネマ5でやっています。浴衣だと300円割引だとか!(業務連絡・笑)
7/7~7/13 10:00,12:10,2:20,6:35
7/14~7/20 11:55,2:05,6:45
もう一回見てもいいので、誘ってくださいね(^^)
あとは8/11~8/17に上映予定の映画『キサラギ』狙いです。
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