DVDを借りてきました。

2008年3月に公開された映画『Sweet Rain 死神の精度』です。

金城武さんが主役で、監督は筧昌也さん。
公式ＨＰを見たら監督の筧さんは‘あの’ドラマ『ロス：タイム：ライフ』の第１話目（『ロス…』風に言えば、第１節目）の監督・演出であり、ロス…の独特なストーリーとドラマスタイルを発案した方なのだそうです。

それでか、と納得。
ううん、ああ、そうだったのか、とも。

どちらもテイストが似ていて、キーワードは『死』なんだけど、重くないし、軽くもない。
淡々として、どこか他人事で、でもその視線がとても優しい。とてもあたたかい。

精度、という言葉の使い方もとても素敵です。
映画のどこかでこの言葉を指し示すものは使われてなくて
ただ見終わったあとに「ぽかん」と胸に浮かんでくる。
なかなかニクイ演出だなーと思います。
演出というか、観た人への“手土産”ですかね
帰り道、なんどもその言葉を胸で撫でて、うふふと思う。
そういう映画って好いと思いません？

金城武さんの作品は、高速バスの中で見た映画『Retuner』ぐらいか？しかも片目で。
一般常識として「男前な人だな～」とは思っていましたが、前言撤回。
とてもチャーミングな人なんですね。男の人のチャーミングさ。
量産される男前が多い中で、これは貴重な魅力です。
女優の富司純子さんも、とてもチャーミングでしたよ。

さてさて、これで現在上映中の映画『Ｋ-20怪人二十面相・伝』を観に行くことが決定しました。
遅ればせながらわたくし、金城武ブーム到来であります